気功施術

皆さん一度は「気功」というものを聞いた事があると思いますが、そもそも気とは何なのかという疑問を持たれる方は多いのではないでしょうか。
今回の記事では、気功のルーツや効果などについて触れていきたいと思います。

そもそも気とは何なのか?

例えば「気」が使われる言葉は何個ぐらいあると思いますか?
強気、寒気、嫌気、元気、勇気、幼気、浮気、陽気、天気、空気、雰囲気、低気圧、移り気、一気飲み、意気投合、異常気象などなど他にもいろいろ思い浮かびますよね。
じつは「気」の付く言葉は、1000個以上もあり、意識や心の状態、生命的な要素を含めた言葉として「気」は私たちの生活の中にあるものなのですよね。
そして今から約2000年前に登場した中国最古の医学書「黄帝内経」には「気功」は病気の予防や治療などの効果があるとして記されています。
また、元気にも病気にも「気」という漢字が使われているように古くから人の精神や状態と密接なものとされています。

気は日本の習慣の中にもある

余談にはなりますが、秋にお祭りが多いのはなぜだか知っていますか?
焼きそば、たこ焼き、金魚すくい、食べたり、遊んだり楽しみなことがいっぱいある、神社で催し物のイメージがありますよね。
でも本当のお祭りの意味は・・・

・「五穀豊穣」その年の作物が無事に収穫できたことに感謝
・「無病息災」無事に作物を収穫するまで健康で過ごせた感謝

こうした1年間の無事と頑張った成果を自然の力に感謝したのが始まりだったのです。
自然のチカラに協力してもらい、作った食べ物を食べて健康で生活できることに感謝する。
また、天気、大地、海、山、空、自然のチカラの協力で得た食べ物を食べて、健康に生活できる喜びを自然に感謝する習慣は、日本に古くから自然崇拝という形で「気」を意識した生活習慣になっていたのですね。

気功とはどういったものなのか

気功という熟語を一文字ずつ分けて考えると「気」は身体を調える生活習慣(自然治癒運動)と「功」はその習慣を続けることで得る大きな効果だとイメージしてくださいね。
そして「気」が整う生活習慣を続けていると、心と体のバランスが整い、回復力や免疫力が働きやすい身体になり、自然に健康な状態をキープしてくれる、気功とはそうした健康法で、悪い生活習慣が作り出した病気を気の流れやすい習慣に変えて体調を整えるので病気が治るという仕組みというわけです。
また鍼灸や漢方などの東洋医療では、体内を流れる「気」の状態から体調を診る「気の医学」という物があり、気の流れる道を「経絡」と呼んでいます。
「気」は体の十二臓腑から各手足の指先まで、この経絡を通って全身に気が流れ、気が経絡をスムーズに流れるなら健康が保たれ、経絡で気の滞りが生じると、その経絡に関連する臓器が病むようになるとされます。
そして鍼や灸、気功は、経絡の気の流れを正常化することで、病んだ臓器の健康を回復することになります。

「気」が滞るとどうなるの?

例えば、経絡を流れる「気」の流れに滞りが出来きた時に身体への影響は、こうした状態が考えられます。
・痛み
・しびれ
・肩こり
・腰痛 など
軽度なものをはじめとして、様々な病気の引き金になります。また「気」の滞りは精神的な面でもこんな様子が見られます。
・イライラして落ち着かない
・寝つきが悪い
・胃腸の調子がすぐれない など
自律神経の乱れをはじめとした影響があります。

ママの手は魔法の手のように

皆さんも、調子が悪い部分や、痛みの部分を無意識に手でさすっていたことや、転んですり傷から出血した子供が泣いていた時に、お母さんに抱っこされた途端にピタッと泣き止んだ場面を見かけたりしませんか?
これは自然な小さな動きですが、手から出る自分の「気」で患部の痛みを和らげています、またお母さんの抱っこは愛情の「気」がプラスされて、傷ついた子供の心と身体が一気に優しく癒されていたのです。
気功療法では、この手から出る気を訓練により強くした気功師が、患部に対してプラスの気のエネルギーを送る事で、気の流れを整え回復につなげます。
また、薬や手術などとは違い副作用やリスクがないため、安心して受けていただけます。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です